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.砥ぎ屋 むらかみ > 山城國梅ヶ畑産東一本目鉱床について
Yamashoro_Honyama_primary_vein_from_the_East 山城國梅ヶ畑産東一本目鉱床についておすすめ

 


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1枚の原石の中に最も緻密で板なりに割れる性格があり、最も人工砥石の様な練り物構造とは対になるもの。
最も顕著たる京都珪質粘板岩砥石と言える。
京都天然砥石らしさに最も近いもの。

原石1枚の中にも、質の良し悪しの層があって
芳しくない所で割り直して排除しつつ良い目を探り当てねばならず、多くの手間と勘を要する。
割り直して行く作業。つまり、鍛えを行うために薄くなりがちだが、砥石の摩滅量に対して烈しい研磨力を発揮するので、厚さだけでは使用可能期間や品位見立てはできない。
分厚い正本山も制作可能であるが、不鍛えままである可能性色濃く、この場合大きく品位の下落傾向となる。
故に、大きく鍛えも成功した場合その稀有さが跳ね上がる為に価格高騰する。

中世から、日本刀製造に欠かせない軍需資源の在り処として、700年近く時の幕府の直轄管理とされ、本間氏は近世迄、近世以降は本阿弥家による免状管理とされた。
東一本目の鉱床である本間氏が礪石師棟梁を努める山を指す本山と呼ばれる事となる。
しかし、丹波国でも青砥でも紀州砂岩でも本山を冠す名付けが横行し、正本山と呼ばれることとなる。

主な山として
鳴滝 中山 奧殿 白砥 大突 天砥 菖蒲谷東部

木津山 菖蒲高山 愛宕
は、東2本目鉱床にあたり、別鉱床

旧 山城國鳴滝村 梅ヶ畑村
現 京都市右京区鳴滝音戸山町 梅ヶ畑一帯
※ 高雄の本義は、高尾ともいわれ、つまり高雄三尾である梅ヶ畑高雄、梅ヶ畑栂尾、梅ヶ畑槇尾一帯をいう。
パークウェイ入口付近から東の谷あいあたりの仮御所のあった付近の高雄を指し菖蒲谷穴の谷辺りから、神護寺領内から産するものとはなるものの、通例で梅ヶ畑全域を単に高雄と呼ぶ事の方が多い。
これはつまり、鳴滝の北隣から梅ケ畑高雄の162号線沿いの地域となり、5キロ程度の地域となるし本山鉱床のほぼ全てを擁する。
故に、高雄の砥石=本山という認識は本義でも通例広義でも、鳴滝の砥石を除き網羅されていることとなる。

遷都前京都市がまだ荒れた盆地だった古代奈良朝の頃から山寺の國つまり、遷都前における山城國の国号である山背國のいわれとなった。
山を背にして拓けた國、これ山背國なのであった。
言うまでもなく拝殿に加藤鉱山(大突 17代山本實採掘)の見事なすいた原石額が鎮座する平岡八幡宮も山城國の最古の八幡宮である。
平安遷都後は、王城つまり御所を擁する國として、同じ読みの山城國となった。
これと同様な視点で現高雄地域の通例を考えると面白い。
鎌倉期承久の乱で、後鳥羽上皇の仮御所を高雄に擁することとなり、これを機に通例における高雄を指す範囲の拡大となったのではなかろうか。

古くからの高雄の方々は今尚公家言葉を多様されるし、宮内庁関連に勤められる等々やんごとなき良家が多く残る。
御所は左京にあり、右京圏である高雄は田舎と認識されがちであるが、高雄から始まった現在も羨望を浴び続ける輝かしい王城都市としての地位があると言うことを是非とも認識いただき、高雄愛に目覚めて欲しいものである。




維新後から、平成初めまで、19代続く山本氏採掘の原石のまま納品が多くあり、結果不鍛えままの厚さあるものの品位発揮出来ない見事な砥石が多く存在する。

これらの鍛え直しも是非請け負いたい。

纐纈振り絞り得た原石を、加工して販売まで行う力は、山本系だけでは立ち行かず、結果原石で卸売りとなった。
利ざやは非常に圧縮されるし、珪肺、じん肺の為に健康を害し男子短命となり、需要低迷もあり永らく後継者不在となってしまった。







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